2015年7月アーカイブ

こんにちは。
静岡山奥のお茶屋 葉桐です。きょうは新聞などで報道されている「今年のお茶は、生産量が少ない」という話について、実際どうなっているのかについて考えてみましょう。その際に、静岡県産茶の約10%を安定的に扱う静岡茶市場の取扱数量に注目してみました。

現在2015年7月18日にこれを書いています。
この時点で静岡県内産の二番茶生産は終了しています。

写真のグラフをご覧ください。静岡県産茶の平成23年~27年5年間の一・二番茶の扱数量です。7月14日に静岡茶市場で撮影したものですが、明らかに本年の取扱数量が少なくなっています。(単位は万キロ、グラフの上限が200万キロです)

県内.jpg

 

ここ5年間の一番茶のピーク24年170万キロに対して、27年は128万キロ約75%

二番茶に関してはピーク25年122万キロに対して、27年は83万キロ約68%となっています。この数字を元に生産関係者のお話を伺うと、生産数量はほぼ茶市場の扱い数量に比例して、少ないとのお答えがかえってきました。

生産量が少ない原因としては、一番茶では凍霜害や天候不順などここ数年の春先の気象条件が大きく影響しています。また、二番茶では長雨などの天候不順に加えて①茶価の低迷(販売価格が安い)による生産意欲の減退。②品質良いものを製造するために前倒し摘採したため、単位面積当たりの収穫量が少なくなった。③環境保全型農業推進で肥料を減らされたため、芽伸びそのものが悪くなった。などの事が考えられます。
本年二番茶の途中で「減産」が懸念され、畑に長く置くことで生産量を増やすための指導や努力をしたにも関わらず、大減産となってしまいました。これなどは③で指摘した減肥による畑地力の低下が垣間見えて、産地として考え方の方向転換を迫られている様に感じます。このままではお茶の都静岡の銘茶が廃れかねません。

葉桐へ荒茶を直接持ち込む優秀な茶生産家のお茶を見ていると、肥料をしっかりやるか減らすかの差はとても大きなものだと、 。

 

さて、目を転じて静岡茶市場の県外産茶扱い量を見てみましょう。葉桐では静岡県産茶しか扱わないので、実態を良く把握していません。あくまでも静岡茶市場の取り扱い実績としてご覧ください。

県外.jpg

 

見方は県内産のグラフと同じく、単位は万キロ、グラフの上限が200万キロです。

一番茶も二番茶もここ5年間のピーク時の80%ほどにとどまっています。こちらの取扱量の減った原因を市場担当者にうかがったところ「静岡が弱い」、要するに静岡の相場が安いので、高く売れる地元などに自然に販売にシフトし静岡に荷が入ってこなかった、とのことです。
早い話が県外産茶を扱う静岡のお茶屋の元気がない、ということのようです。でも県外産茶を扱うお茶屋さんは静岡産茶だけでは足りず、または飽き足りずに、その勢いで県外産茶を扱ってきたはずのお茶屋さんです。なのに元気がない??? 

いったいなにが起こっているのでしょうか?不思議な現象ですね。

山奥のお茶屋 葉桐のつぶやきでした。

5205.jpg

 

それではまたお目にかかりましょう。

静岡のお茶屋 葉桐の 茶業雑感でした。

 

 

 

 

 

このところ、粉茶や棒茶(くき茶)の引き合いを良くいただきます。これらのお茶は煎茶を仕上る時に、荒茶から取り除く副産物として出てくるもので、業界では「出物」と呼ばれています。
本年の荒茶生産が一・二番茶ともに少なかったので、この「出物」の需給もひっ迫しているようです。理由は簡単荒茶1トンから出来る煎茶が約900㎏とすると、出る粉茶は50㎏ほど、棒茶も50㎏ほどしかありません。
写真をご覧ください。こんなイメージです。
仕上歩留り.jpg
 
 
煎茶が売れて仕上げが進むと出てくるもので、煎茶の売れ行きが悪く仕上げがすすまなければ、さらに出てこなくなります。ある意味「希少品」であり、需給が逼迫する理由も判らなくはありません。出物を専門に扱っているお茶屋さんにとっては死活問題なのだとおもいます。
でも、どんなに美味しくて高品質を謳ったとしても、所詮「出物は出物」これをたよりの商売自体がもとより捻じれそのものなので、茶畑からの生産現場を見るまでも無く、煎茶が売れなければ粉茶も棒茶もないのです。
(注:粉茶に関しては、最近では煎茶原料の荒茶を粉砕して「粉茶」を製造している業者も、いるようです。)
 
葉桐は煎茶がメイン、煎茶はもちろん出物商品の原料粉茶も棒茶も葉桐の仕上げから出てきたもの。面倒なのでやりたくはありませんが、生産履歴が明確で生産家の顔まで判る商品ばかりです。
5205.jpg
 
それでは、またお目にかかりましょう。
お茶屋 葉桐の出物談義でした。
 
 
 
 
 

水出し茶の作り方最終回‐その3では、NHK ためしてガッテンで放送された美味しくて新効能成分エピガロカテキンがたっぷりな「水出し茶」を、簡単に作る方法について書いてみました。暑い暑い夏場、爽やかな水出し茶をがぶがぶ飲みたい方必見です。

その前に氷水出し茶の効果について、もう一度おさらいです。
今まで飲んでいた普通のお茶を、氷水でだすことで美味しいお茶になるだけでなく、免疫力を高める成分として最近注目され始めた新成分が「エピガロカテキン」をたくさん獲ることができる、本当に嬉しいお話です。その上、このエピガロカテキンは緑茶特有のカテキンで免疫力を高める効果の他に、これからの季節に嬉しい抗酸化、抗菌作用に加え、抗がん、抗動脈硬化、抗血圧上昇などの作用が確認されているスーパーカテキンです。

FIB3杯出来上がり.jpg

 

 

さて、3回目最終回は、簡単便利な方法で氷水出し茶を淹れてみます。
ためしてガッテンの中でも出ていましたが、汗をたくさんかくこれからの季節、水分補給に最適なのがこの水出し茶です。炎天下でのお仕事の方やスポーツをされる方必見です。

今回の道具は簡単、写真の様ウォーターサーバーだけで作れます。(もちろんこのタイプでなくても同じように作れます。)

フィルターインボトル赤.jpg

 

 

ちなみに写真のサーバーは中に茶こしフィルターが付いている優れものです。

FIB赤フィルター.jpg

 

 

まず、茶葉を入れます。このサーバーは満水で750mlなので茶葉量は7~10㌘が目安ですが、今回の様な氷水出し茶の場合は、苦味や渋味を感じさせるカテキンが出にくいので適宜でかまいません。濃いのがお好きな方は茶葉をたっぷり20㌘ほどお使いいただくと、それはそれは美味しい水出し茶を楽しめます。ちなみに写真の茶葉は10gです。

FIB茶葉.jpg

 

 

次に、大きめの氷をたっぷり置きます。

FIB茶葉氷.jpg

 

 

このまま融けるのを待っても良いのですが、それでは今回「その3」のテーマ「簡単便利」ではなくなってしまうので、水を注ぎます。

FIB茶葉氷水.jpg

 

 

後は冷蔵庫で冷やしておくだけ、40分ほどで美味しい水出し茶の出来上がりです。この時サーバーを振ったりゆすったりすると早く出来上がりますが、美味しく飲みたい方はじっとこらえて待ってください。
また、水出し茶に最適な茶葉は、写真の様 みな沈みます。

FIN茶葉はしずむ.jpg

 

 

氷水出し茶の水色は薄いけれど味も香りも、エピガロカテキンもしっかり出ています。私の場合この方法で2煎目もおいしく使用していますので、10㌘の茶葉で1.5リッターのお茶が出来ることになります。

以上、7月1日放送、NHKためしてガッテン流「氷水出し茶」の作り方でした。

今回使用したウォーターサーバーは「フィルターインボトル」で検索ください。
水出し茶最適茶葉はこちら→http://www.hagiricha.com
から詳しくご覧いただけます。

5205.jpg

お茶屋 葉桐でした。
それでは、またお目にかかりましょう。

今回の作り方‐その2では、7月1日NHK ためしてガッテンで放送された氷水出し茶を新しい茶器「皿出し急須」で淹れてみましょう。今までにはない新しいお茶の世界が広がること請け合いです。

その前に氷水出し茶の効果についてのおさらいです。
氷水でだすことで美味しいお茶になるだけでなく、免疫力を高める成分として最近注目され始めた新成分が「エピガロカテキン」をたくさん獲ることができる、本当に嬉しい限りです。このエピガロカテキンは緑茶特有のカテキンで免疫力を高める効果の他に、これからの季節に嬉しい抗酸化、抗菌作用に加え、抗がん、抗動脈硬化、抗血圧上昇などの作用が確認されているスーパーカテキンです。

皿出しセット.jpg

 

 

さて、第2回は新しい方法で氷水出し茶を淹れてみます。
ためしてガッテンの中で言っていた「エスプレッソの様な味わい」を超える、ワインのテイスティングにも似た、新しい味わいを体験いただけます。氷水出し茶の中でもとっておきの楽しみ方、我こそはお茶好きという方必見です。

今回は次の写真の様な氷水出し茶専用茶器「皿出し急須」を使用します。「えーッ!!これが急須??」 とお思いでしょうが、はい急須なんです。それも水出し茶、氷水出し茶を美味しく出すために考え抜かれた専用の急須です。それでは、今までとは違ったお茶世界に出発です。

皿出し急須.jpg

 

 

まず、茶葉を入れます。良く「何グラム?」と質問されますが、氷水出し茶の場合は苦味や渋味を感じさせるカテキンが出にくいので適宜でかまいません。濃いのがお好きな方は茶葉をたっぷりお使いいただくと、それはそれは美味しいお茶を楽しめます。ちなみに写真の茶葉は今話題の「東頭(とうべっとう)」6gです。

皿出し茶葉.jpg

 

 

次に、大きめの氷を置きます。

皿出し茶葉氷.jpg

 

 

気温条件で違ってきますが、5分ほどすると氷が融け、このような状態になります。これで飲みごろです。(お急ぎの場合は氷を置いたら水をさして2分ほどで飲みごろとなります。)

皿出し茶葉氷水.jpg

 

 

お気に入りの湯呑に注ぎます。ストレーナー(茶こし)があれば、なおお洒落で良いです。量は少なくなりますが3杯ほどに注ぎ分けることもできます。

皿出し注ぎ.jpg

 

 

氷水出し茶は水色は薄いけれど味も香りも、エピガロカテキンもしっかり出ています。

氷水出し茶1杯.jpg

 

 

この方法で4煎5煎と煎を重ね、10煎以上(250mlほど)おいしくお楽しみいただけます.

 

以上、7月1日放送、NHKためしてガッテン流「氷水出し茶」の作り方でした。


今回使用した皿出し急須はこちらから→http://www.hagiricha.com/tea-things/saradashi/


茶葉「東頭(とうべっとう)」はこちら→http://www.hagiricha.com/japanesetea-toubettou/
から詳しくご覧いただけます。

 

5205.jpg

 

次回‐その3では氷水出し茶をもっと簡便に作る方法をご紹介します。
それでは、またお目にかかりましょう。

 

 

 

今回は、7月1日NHK ためしてガッテンで放送された氷水出し茶について、淹れ方のおさらいしてみます。今回は3回シリーズの第一回目です。

その前に氷水出し茶の効果についてのおさらいです。
氷水でだすことで美味しいお茶になるだけでなく、免疫力を高める成分として最近注目され始めた新成分が「エピガロカテキン」をたくさん獲ることができる、本当に嬉しい限りです。このエピガロカテキンは緑茶特有のカテキンで免疫力を高める効果の他に、これからの季節に嬉しい抗酸化、抗菌作用に加え、抗がん、抗動脈硬化、抗血圧上昇などの作用が確認されているスーパーカテキンです。

 

茶碗.jpg

 

さて、第一回目は本格的に氷水出し茶を淹れる方法を書いてみます。
ためしてガッテンの中では「エスプレッソの様な味わい」と言っていたあれです。氷水出し茶の中でもお客様のおもてなしにも使える、とっておきの淹れ方です。

茶器を用意します。写真の様な小ぶりの平丸(平らでうすい)急須だと、茶葉が開いていく様子や氷の涼しげな様が見えて、目にもお楽しみいただけます。

玉光朱泥鉄鉢1.jpg

 

まず、茶葉を入れます。良く「何グラム?」と質問されますが、氷水出し茶の場合は苦味や渋味を感じさせるカテキンが出にくいので適宜でかまいません。濃いのがお好きな方は茶葉をたっぷりお使いいただくと、それはそれは美味しいお茶を楽しめます。ちなみに写真の茶葉は今話題の「東頭(とうべっとう)」6gです。

急須水出しセット.jpg

 

 

次に、大きめの氷を置きます。

急須氷.jpg

 

 

気温条件で違ってきますが、5分ほどすると氷が融け、このような状態になります。これで飲みごろです。(お急ぎの場合は氷を置いたら水を注して2分ほどで飲みごろとなります。)

急須氷水.jpg

 

 

お好みのタイミングで湯のみに注ぎ分けます。氷水出し茶の場合水色は薄いけれど味も香りも、エピガロカテキンもしっかり出ています。この方法で4煎5煎と煎を重ね、10煎ほどおいしくお楽しみいただけます。

急須水出し.jpg

 

 

以上、7月1日放送、NHKためしてガッテン流「氷水出し茶」の作り方でした。

今回使用した急須はこちらから→http://www.hagiricha.com/tea-things/yugumo-kyuusu/

茶葉「東頭(とうべっとう)」はこちら→http://www.hagiricha.com/japanesetea-toubettou/
から詳しくご覧いただけます。

 

5205.jpg

 

次回‐その2では氷水出し茶をもっと面白い淹れ方で作って見ましょう。
それでは、またお目にかかりましょう。

 

 

 

 

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